似ているようで違う意味の持つ遺言と遺贈!

 

遺産相続となる遺言と遺贈。
この2つは言葉が似ているようにも見えるのですが、全く違う意味があるって知っていましたか。
遺言と遺贈を間違えないためにも正しい意味を理解し、どんなときに使う言葉なのかを良く覚えておきましょう。
そこで、遺言と遺贈の意味について見ていきましょう。

・遺言の意味!
遺言と言うのは生前に被相続人となる人が相続人を選定し、誰にどれだけの遺産を相続させるかを明確にしたものです。
正しい書き方・作成が行われていれば遺言としての効力が高くなり、遺言に沿った内容で遺産相続を行うことが出来ます。
遺言で相続人として遺産を相続できるのは配偶者や子供はもちろん、親や兄弟などを選定することが出来ます。
遺言はどんなときに使うかと言うと、遺産相続におけるトラブルを回避したり、自分の意思表示によって遺産の相続をさせたいときに活用します。
よって、遺産がたくさんあり遺産相続のトラブルになりそうなときや、自分の死後を考えたときに遺言を残すことが多いとされています。

・遺贈の意味!
一方、遺贈という言葉は家族などの相続人以外や団体などに向けて、遺言を書いておくことを表しています。
この場合、相続人という言葉は使わず、遺贈という言葉で遺産を引き継ぐことが出来ます。
よく遺贈と贈与を間違える人もいるのですが、贈与=お互いの合意のうえで遺産を引き継ぐこと、遺贈=被相続人によって一方的に遺産を引き継ぐ権利(人)を決められます。
このため、遺贈の使い方としては寄付と同じ意味があるとされています。
遺言にっよって遺贈を選択する人の中には、相続人となる家族がいない、養子縁組もしていない、配偶者や親もいないということで、遺贈という形で寄付を行う人もいます。

遺言と遺贈は似ているようで、全く違う言葉だということが分かっていただけたと思います。
家族や親、孫などに対して遺産相続をする場合は遺言、家族以外の人や団体に遺産をもらってほしい場合は遺贈となります。
遺贈として遺産を引き継いでもらいたい場合は、しっかりと誰に遺贈したいのか、いくら遺贈するのかを明確に遺言に残す必要があると考えられます。
被相続人に配偶者や子供、親などがいなければ遺産分割協議を行うこともなく、自分の意思表示によってすべてを決められるので遺言に明確に記しておきましょう。
仮に、配偶者や子供がいた場合であっても、相続人全員が遺言に納得をしてくれれば遺贈という形で寄付をすることも可能です。