相続の際に不動産売却する場合の流れ

相続の際に決して放置してはならないのが、不動産です。
相続した不動産が遠方の土地であったり、とくに用途もない評価額も低そうな不動産だったりすると、ついつい後回しにして放置してしまう人も多いですよね。
しかし放置することでその不動産の近隣住民とのトラブルに発展することもありますし、知らぬ間に損害賠償責任を負っていたということにもなりかねません。

石垣が崩れて他人にけがをさせてしまう、なんて可能性もありますよね。
日本の民法には、無断で他人の不動産を占有していた人がいた場合、その人がその不動産を自分のものと認知していた場合は10年、他人の不動産と認知していても20年で、無断占有者に所有権が移行してしまうという法律もあります。
あまり放置しすぎると、気が付いたら所有権を失っていた、ということにもなりかねないのです。

そのようなトラブルに発展しないための方法の一つとして、相続した不動産を売却してしまうと言う選択肢があります。
基本的にその不動産への思い入れがあったり、用途があったりしない場合には、早めに売却してしまうに越したことはありませんよね。
では実際、どのように売却し、相続人が分割すれば良いのでしょうか?

一般的な流れとしては、やはり不動産鑑定士に依頼して評価してもらうのが最初となります。
相続税評価額と鑑定評価額を評価してもらうのです。
それによって相続税の金額や遺産分割の際の金額が異なってきますので、不動産鑑定士の評価が売却の際の基軸となるのです。
売却をせずに代償分割したり共有登記したりする際にも不動産鑑定は必須といえるので、不動産の相続があった場合は基本的に不動産鑑定が必要となります。

不動産鑑定を行ったら、あとは業者に依頼するなどして実際に売却しましょう。
仲介で売りに出すと買い手がつかずに先送りになってしまう可能性も高いので、売買で業者に買い取ってもらうのがおすすめです。
不動産が売却できたら、そのお金を遺言状、法定相続、遺産分割協議などに則り分割しましょう。